台湾にて留学生活中の、川﨑さんよりメッセージと写真が届きましたので、現在、佐賀大学にて留学を検討されている方や、佐賀大学を受験し、将来留学したいと希望する受験生の方などに、今後の参考となるようご紹介させていただきます。(今月末に帰国されますので、川﨑さんからの最後の投稿の予定です。)
留学中の経済学部生からのメッセージ①はこちら →https://www.eco.saga-u.ac.jp/2024/10/id=1448/
留学中の経済学部生からのメッセージ②はこちら →https://www.eco.saga-u.ac.jp/2024/11/id=1493/
留学中の経済学部生からのメッセージ③はこちら →https://www.eco.saga-u.ac.jp/2025/03/id=1670/
【台南 林百貨店】
今月の始めに期末試験やレポートの提出が終わり、夏期休暇に入ったので、帰国前に台湾を巡るため、ルームメイトと台南を旅行してきました。台湾は九州くらいの大きさなので、私が住んでいる台北から台南までは、高鐵と呼ばれる台湾の高速鉄道で約2時間ほどです。林百貨店は、日本統治時代に建てられたモダンな洋風建築が特徴の百貨店で、改修を重ねて現在も営業されています。パイナップルケーキや茶葉、レトロな雑貨など、台湾限定のお土産が多数取り揃えられており、台南の人気観光地の1つであるため、現地の人だけではなく、日本人を含めた外国人観光客が多く見受けられました。特に、百貨店内にあるエレベーターは台南で最も古いものとして目玉となっており、それに乗るために多くの人が列をなしていました。5、6階の壁には太平洋戦争中の空襲の跡が残っていたり、屋上には産業の守護神として信仰されていた神社があったりと、ショッピングを楽しみながら、同時に日本統治時代や戦時中の歴史を感じることができるため、台南を訪れる方には是非おすすめしたい場所です。

【士林夜市】
士林夜市は台北で一番大きく、観光客の多い台湾の代表的な夜市です。私の大学から士林夜市まではMRTで約1時間と少し離れているので、普段はあまり行く機会がないのですが、先月日本から遊びに来てくれた友達に是非台湾の夜市の雰囲気を感じてもらいたく、久々に行って来ました。士林夜市は食べ物だけではなく、射的やダーツ、麻雀といったゲームの屋台、洋服やアクセサリーなどのお店も多く軒を連ねており、食べ歩き以外も楽しむことができます。私の友達はエビ釣りをしていたのですが、100元(約480円)で7回挑戦でき、かつ釣ったエビはその場で食べることができたので、とてもお得でした。士林夜市には日本人観光客も多いため、夜市内を物色していると屋台の人に頻繁に日本語で話しかけられるのですが、中国語勉強中の私は中国語での会話にチャレンジしたいので、できるだけ現地の人を装うようにしています…!また、士林夜市を訪れた際のアドバイスとして、士林夜市の人気グルメの1つに鶏排という巨大なフライドチキンがあるのですが、鶏排はかなり大きいために、夜市で食べてしまうとお腹がいっぱいになって他の屋台グルメが入らなくなるので、持ち帰りすることをおすすめします!

【国立師範大学】
先日、台北の中心に位置し、学生が多く集まる師大夜市という夜市を訪れたついでに、そのすぐそばにある師範大学を見学してきました。師範大学は台北の端にある政治大学とは異なり、街中に位置するため観光地や夜市にすぐにアクセスでき、また、ドラマや映画に出てくる学校のような、洋風な造りが特徴の大学です。名前の通り、教育学部が有名なため、教師を目指す学生が多く通い、今までに多くの先生を輩出してきました。また、外国人留学生に対する中国語教育に特に力を入れており、私も前学期に1日だけ、師範大学で台湾語の授業を受けたことがあります。台湾の大学は、基本的に大学に関係のない人であってもいつでも入ることができるので、夜でも大学内では学生が談笑したり、老夫婦が散歩したりしている姿が見受けられました。外灯に照らされる夜の師範大学はとても綺麗なので、私は夜に近くを通りかかった際には、いつもキャンパス内を通り過ぎ、雰囲気を楽しんでいます。残念ながら佐賀大学と協定校を結んではないのですが、師範大学にはMTCという台湾で最大かつ最も有名な語学学校があり、毎学期約80カ国からの外国人留学生が中国語を学びに訪れているそうなので、台湾で中国語を学びたい学生は、是非チェックしてみて下さい。
