学部

経済学部とは

<学部の特色>

コロナ禍では、全世界で都市封鎖が行われ、移動が制限され、様々な行事が中止となり、行動様式の転換が求められました。このような混乱状況にあってますます求められるものが、社会科学的思考です。
私たちはポストコロナの社会を構想し、実現していかなければなりません。そして、その主役は、皆さんのような未来に生きる若者です。佐賀大学経済学部は、経済学・経営学・法律学の最新知識と思考を教授することによって、ポストコロナを生きる皆さんと社会を支えたいと考えています。

<教育目的>

経済学部は、経済学・経営学・法律学を柱として社会科学上の知識を授け、経済や社会における課題を分析し、解決できる人材を育成することを教育の目的とします。

カリキュラム体系

1. データサイエンスと政策マネジメントを実践的に学ぶ

社会科学全般に対する問題意識やコミュニケーションの能力と技術をさらに涵養していくために、専門教育では、学生の関心に合わせて、データサイエンス科目群と政策マネジメント科目群を受講します。

現代の企業や行政では、ビジネス上の意思決定プロセスをデータ分析によるエビデンスベースの決定(改善)が求められています。このことは、EBSM(Evidence Based Strategy Making)やEBPM(Evidence Based Policy Making)といいます。これに対応できるように、データサイエンス科目群では、データや統計学に基づいたデータ分析の手法や技術を習得します。政策マネジメント科目群では、行政における政策立案や企業における経営戦略の策定に必要な知識や考え方を習得します。

カリキュラム体系

2. 外部講師や卒業生と交流して”生”の社会について知る実践的な教育

1年次の社会課題演習1)では、民間企業・団体や行政機関の方にも登壇いただき、2年次以降も、企業経営者・公認会計士・税理士・弁護士など専門家による講義を開設しており、第一線で活躍している方々の実践的な知識に触れながら学びを深めることができます。
学習した社会課題の題材をもとに、どのようなことを知り、どのようなことが課題と感じ、どのように解決したら良いと思うかを自らの口語表現で伝えるコミュニケーションの能力と技術を涵養します。
さらに、卒業生との交流会を定期的に実施して、経済界や行政で活躍している先輩たちの生の声を聞き、自分の将来について相談・考える機会も設けています。

外部講師による実体験を交えた講義
外部講師による実体験を交えた講義
実践的な知識を高めるために、野村證券提供の「グローバル時代の資本市場と証券」と日本労働組合総連合会提供の「現代の労働」、税理士による「実践会計」や佐賀県弁護士会の弁護士による講義などを受講できます。
経済界や行政の卒業生との交流
外経済界や行政の卒業生との交流
経済の現場・なりたい職業に向けてどのような経験を積むべきか、など気になることを、社会で活躍する卒業生たち大学OB・OGからのアドバイス受け、将来に向けて知識を広げます。
現場を体験する実地研修も実施

海外研修と訪問先大学での討論を行う「国際交流実習」を行います。

3. 1年次から国際研修に行き海外の経済に直に触れる経験を

希望者は1年次から国際研修に行くことができ、世界の経済・経営・法律を学び、グローバルな視野で育み、現地の学生と英語でコニュニケーションを行うことで語学力を養うことができます。
外国語科目の科目、複数の国際交流実習による海外の社会を知るための科目などを用意しています。国際交流実習では、経済・経営・法律の理論を海外の現場で理解し、異文化理解力を高めることができます。また、経済学部独自の外国人留学生受入プログラムであるSPACE-CONにより、学内にいながら国際交流ができるのも特徴です。

タイの大学との交流・研修
タイの大学との交流・研修
カサセート大学の学生とタイの中小企業の視察を行いました。
中国経済を体験する
中国経済を体験する
キャッシュレスが進む中国の状況を実地で体験。浙江理工大学の学生との交流も行いました。

学部長挨拶

羽石寛志
羽石寛志 (Haneishi Hiroshi)

経済学部長の羽石寛志です。

佐賀大学経済学部では、「自己を知り、育み、解き放つ実践的な『総合知』の体現拠点」として、社会科学(経済学・経営学・法学)の知識を身につけ、今後ますます進むであろう複雑な社会課題に対し、複眼的な視点で対応できる人材の育成を目指しています。

高校生・受験生の皆さんへ

受験をお考えの皆さんへ。佐賀大学経済学部を選択肢の1つとして検討していただければ幸いです。当学部は50年以上の歴史を持ち、2021年度には教育カリキュラムを改定し、社会課題への対応に焦点を当てた3学科融合の教育やデータサイエンス・政策マネジメントなど、より質の高い教育を提供しています。

現代社会では、経済学、経営学、法学の知識が相互に補完されることが求められます。当学部では、学科を越えた科目の履修が可能であり、自身の専門的な視点と他の分野からの視点から社会課題を把握し、解決する能力を身につけることができます。これにより、社会で活躍するための幅広い視野と能力を養うことができるでしょう。

当学部の教員陣は、先端的な専門知識や技術を熱心に教え、皆さんが社会で活躍し、問題解決に貢献できるようサポートしています。私たちは皆さんが、卒業後も学び続け、世界や地域の課題に果敢に取り組んでくれることを期待しています。

大学進学をお考えの皆さん、ぜひ佐賀大学経済学部をご検討ください。

保護者・地域の皆さんへ

佐賀大学経済学部は、教育と研究、地域貢献活動を通じて、社会への貢献を目指しています。

現代社会は不確実性と変化の時代です。一方で、過去の知識や経験も重要性を増しています。これまでの知見を基に、新たな問題に対処し、未来を切り拓くために、大学の役割は重要です。特に地域社会において、私たちの使命は大きいと感じております。

佐賀地域における社会科学の専門家集団として、私たちは地域社会の発展に寄与することを願っています。保護者・地域の皆様、佐賀大学経済学部をぜひご活用いただければ幸いです。

経済学部長
羽石寛志

方針

アドミッションポリシー(学生受入方針)
佐賀大学は、学生と緊密にコミュニケーションできる総合大学として、人格形成、専門知識・技術の修得、そして基礎から実用開発にいたるまで、能力を最大限に伸ばすことを目標に人材育成と研究活動を展開します。
ディプロマポリシー(学位授与方針)
カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)
佐賀大学では、佐賀大学の学士課程で学習する学生が、卒業までに身につける能力を「佐賀大学学士力」として定め、この学士力に示した能力を学生に身につけることを目指し、教育を行っています。
佐賀大学